イシスの秘儀は、完全に公の贈り物です。 乗り物として纏う肉体の内側に凛と真っ直ぐに宇宙と繋がる母性が顕現すれば、 それは、内なる己が母性を否定し、母性をないがしろにする傾向性を見抜くための 剣となります。その姿は究極です。不死の姿となります。 イシスとオシリスの関係性は、その意味で一体化した剣でもあります。 その秘儀を己の我欲においての不老不死、栄華を求め我がものとした存在は、 オシリスを亡きものとします。 イシスは、その秘儀を守ります。沈黙をもって守ります。 真実の母性は、戦わずして 己心の魔を見抜くからです。 戦わないことに反発し、外側に魔を見出し剣を振るうことにより、 終わりのない戦いのサイクルに入ります。 大切な事は、 ただ一つ母性の種を守り育てたいという意図が自らの内にあることを知り、 小さなとるにたりない囚われや執着を自分のため、他のために手放すことです。 バランスを欠いた正義により、招いたサイクルであったと思いいたることは、 自らの中心の泉からいずる母性、良心、直感に絶大な信頼を取り戻すことに なります。 バランスのある正義は公平さを担保し 自己の中心の泉からの判断や決断は自らを治め その自己への絶大な信頼において不屈の精神を発揮して、 「今に在る」が実現します。 その実現が他者との真の分かち合い、調和、秩序がおのずとあらわれます。 2015/8/22 Open Cafe' シャングリラ レイロード |