幻影からの脱却
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幻影からの脱却

 
 
 
私達が「グレイ」として知る異星人に関するこの物語の全体が、
私達が信じ込まされたものとは何か全く別のものである、
私にはそんな突飛な考えが浮かんでしょうがないのです。
 
テンプル大学教授のデイヴィッド・ジェイコブス博士(博士号)は、
グレイ・エイリアンのアブダクション(誘拐)現象に関する数冊の本を
著していますが、彼は「脅威( The Threat )」と題された自著
(そう、その題名の印象通り、ジェイコブ博士はこれら不可解な存在と
彼らの地上行動計画に対して非常に厳しい見方を取ります)で、
一人の拉致被害女性を引き合いに出しています。
 
彼女によると、地球外生物「グレー種族」が惑星地球の人間達に
言及しながら、「間もなく誰もが、自分達が置かれた位置を知るでしょう」
と彼女に言ったと主張しています。
 
「脅威」のそのくだりを最初に読んだ時に、私が直ちに凶悪な異星人や
私達の惑星を巻き込む悪魔の行動計画を思い描いたかというと、
そうではありませんでした。
 
明らかに日増しに冷笑的になりつつある私の想像力が思い描いたのは、
はるかにもっと人間くさい者達によって思いつかれるプロットです。
 
それに結局は、この声明は口語体ではないですか。
 
只の人間や英語圏の人間が使う非公式な言い回しに
全く過ぎないでしょう?
 
私は思い始めました。
 
これら「グレイ種族」は、私達が彼らはそうだと思うようには存在せず、
もしかしたら存在さえしない可能性が、少なくともあり得ると。
 
そして、ヒューマン・アブダクティー(拉致被害者の人間達)というのは、
エイリアン・アブダクション(異星人による誘拐)を思い出すように
プログラムされた現実にいるのではないか、と。
 
実際はアブダクションは彼らの仲間の人間の手によるものであれば、
それもむべなるかなです。
 
私はさらに、これらグレイが本当に存在するにしても彼らは実は
サイボーグ(超先進ロボット)であるか、あるいは感覚能力ある生物が
コンピューターよろしくプログラムされており、
この惑星のシークレット・ガバメント(秘密政府)の仕事か、
さらにあるいは他のET集団か集団体の仕事をしているのだ、というの
が、少なくとも考慮に値すると感じています。
(一つ私がいつも奇妙に感じるのが、これらの「グレイET」が
何も身につけず素っ裸であること。
それって、宇宙中を旅する者として、また、着衣は必要だと感じる他の
知的種族との交流をその行動計画に含む者として、
超異質だと思うのです)
 
デイヴィッド・ジェイコブス博士はさらに、
こうした地球外生物と言われるものによる別の拉致被害者を引き合いに
出しています。
 
その女性は、「彼らグレイがこれを彼女に対して行っているのは何故か」
を、一人の「グレイ」に告げられたと言います。
 
この拉致被害者によると、「我々は作業員を必要としている」というのが
その存在の答でした。
 
この答はまたかと言わんばかりですが、おそらく本能的に、
ただちに多くの読者の背筋を凍らせるかも知れません。
 
私は、個人達の集団が作業員を必要としていると聞く以上、
それは人間臭いことだと思うわけです。
 
人間の労働力は、私達の世界のエリート支配者階級に公的な権限を
与えるのに欠かせない必需品の一つですね。
 
私は、なんとも興味深く感じるのです。
 
これらの地球外生物がですよ、信じ難い程進んだ惑星間車両の構造物
によってここに到着するために何百万マイルも旅しなければならなかった
者が、それらの欠員を、子供達が秋に学校に戻る時に地方商店で
補充する方法をどうにか知ることも出来ないでいるとは。
 
いやいや、そんな疑問の熟考で、私の心は遠く彷徨ってるかも。
 
でもですよ、誰かが労働力の備蓄を補充するために血眼になっていると
聞けば、それは私達の地元の臨時職員斡旋所と少しも変わらないじゃ
ないですか。
 
勿論、こうした「グレイ種族」とやらが、多くの人達がずっと信じていた
まさにそのもの(人間を天然資源以外の何物でもなく扱う、招かれざる
来訪者)であるというのもまた、十分にあり得ることです。
(またかと言わんばかりですが、それをあなたに思い出させることをして
いるのは、誰でしょうね?)。
 
いつの日か私達は、これらの不可解な存在がまさに何者であるかを
発見するであろうと、私は思っています。
 
しかし、私達が(おそらく我々自身の政府によって)騙されて後に、
莫大な額を私達が支払うまでは(それなりの時間と苦労をかけた後で
なければ)、これらの答を私達が学ぶとは、私には思えません。
 
そしてこれらグレイは、異星人侵略のニセ旗作戦で悪役を
演じることでしょう。
 
グレッグ・ジャイルズ
 
 
翻訳 ソウルカメラ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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